「頭蓋頚椎および頭蓋顎関節の病態生理学的治療アプローチ」Craniocervical & Craniomandibular Pathophysiology Approach to Treatment.
ロカバド、マリアノ先生の4日間のTemporomandibular・Craniocervicalコースを受講しました。このコースは、歯科医とフィジカルセラピストを含む約50人の受講生とともに、NYで知り合った歯科医とカナダからの歯科医と共に大変有益な学びの機会でした。
このセミナーでは、顎関節と頭蓋、頚椎との密接な関連性に焦点を当て、MRIなどの画像を使用して顎関節円板の運動、ズレ、治療方法について学びました。また、顔の不調や顎関節の歪みと頭蓋頚椎部位との関係性についても探求しました。最後に、手技療法やエクササイズを活用した顎関節疾患の治療方法について詳しく学び、4日間の講習会を終えました。
このコースを通じて、私たちは顎関節や頭蓋頚椎の複雑な関係について理解を深め、患者の診断と治療に新たな視点を持つことができました。
ロカバド先生は顎関節の治療では世界的に有名なフィジカルセラピストです。世界中で歯科医、フィジカルセラピストのためのセミナーを行っており、教科書中の顎関節セクションでは必ず出てくる先生です。顎関節治療の父であるロカバド先生のセミナーは大変学びが多く、今まで行ってきた顎関節治療にさらなる視点と治療の幅を学べました。有名な「ロカバド6×6エクササイズ」も至る所で登場して今後の治療の幅を大きく広げてくれそうです。
歯科医の方々も多く参加されれていて頭蓋頸部が顎関節に与える影響、頭蓋頸部が咬合やエアーウェイへ影響などをフィジカルセラピストと共に学び、お互いに協力しなければ患者さんを上手く治療できないということが伝わったのも非常に価値のあるセミナーでした。これらの知識と技術は、今後の臨床実践において非常に役立つものとなることに間違い無いです。
ロカバド教授は、頭蓋頚椎の観点から顎関節症/顎関節症の治療を行う世界的権威である。歯科医師や理学療法士のための数多くの治療テクニックを開拓し、この分野で多くの著作を発表している。
ロカバド教授(理学療法学博士、チリ認定OMT)は現在、チリのサンティアゴにあるアンドレス・ベロ大学リハビリテーション科学学部長。頭頸部バイオメカニクス教授。チリ、サンティアゴ、アンドレス・ベロ大学リハビリテーション科学部大学院プログラム教授、CEDIME(Centro de Estudios de las Disfunciones Músculo Esqueléticas)ディレクター。
頭頸部のバイオメカニクスや痛み、運動に関する著書多数。米国口腔顔面痛学会および米国頭蓋顔面痛学会の名誉会員、チリ頭蓋顎関節障害・顔面痛学会の創立メンバーであり、元会長。また、ブラジル頭蓋顎顔面痛アカデミーの創立者であり名誉会員でもある。さらに、ロカバード教授は、イベリア・ラテンアメリカ頭頸部顔面痛アカデミーの創立メンバーであり、元会長でもある。また、イタリア頭蓋顎顔面痛アカデミーの創立メンバーでもある。
アルゼンチン理学・運動学協会、コロンビア理学療法協会、チリ矯正歯科学会の名誉会員。American Academy of Orthopedic Manual Therapyのメンバーであり、オーストラリアのNorwegian Manual Therapy Groupのパトロンでもある。頭蓋顎関節診療専門誌『Cranio and Orthopedic and Manual Therapy』の編集委員も務める。
Rocabado trained physical therapist at FuncPhysio Physical Therapy, New York City