Integrating Japanese Eastern medicine with Western medicine.

腰痛は現代社会で非常に多くみられる症状のひとつです。長時間のデスクワーク、重い物を持ち上げたとき、または朝起きたら突然腰が痛くなっていた…そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。

痛みが強くなったり長引いたりすると、多くの人は病院へ行き、レントゲンやMRI検査を受けます。「中を見れば原因がはっきりわかるはず」、そう思われる方も多いかもしれません。

しかし、実は画像検査だけでは腰痛の原因がわからないことがほとんどなのです。

画像検査がすべてを教えてくれるわけではない

研究によると、腰痛の約90%は「非特異性腰痛」に分類されます。非特異性腰痛とは、骨折や感染、腫瘍などといった明確な原因が画像で確認できない腰痛のことを指します。

さらに、腰痛がまったくない人でもMRIを撮ると“異常”が見つかることがあります。例えば…

  • 椎間板の膨らみ(ヘルニア) → 60歳以上の半数以上に見られる
  • 椎間関節の変形(関節症) → 加齢による自然な変化として多くの人に起こる
  • 椎間板変性 → 症状がなくても画像で確認されることが多い

レントゲンやMRIで異常が見えても、それが必ずしも痛みの原因とは限らないのです。

症状と画像の不一致

画像結果と実際の症状が一致しないことはよくあります。画像上に病態が確認されていても痛みのない人もいれば、画像が“正常”でも強い痛みを感じる人もいます。その理由として、腰痛には構造的な変化以外にも以下のような機能的な面が大きく関わっていることがほとんどです。

  • 筋肉の硬さや筋力低下
  • 姿勢や動き方のくせ
  • 関節の動きの悪さ
  • 神経の過敏さ
  • 長時間の座位、運動不足、ストレスなどの生活習慣

これらはレントゲンやMRIでは測ることができません。

画像に写らない腰痛の原因

スクワット姿勢不良

座位姿勢不良

バランス能力の低下

手術と保存療法の効果はほぼ同じ

多くの腰痛に関する研究で、手術と保存療法(リハビリや運動、生活指導など)の長期的な治療効果はほぼ同じという結果が出ています。

保存療法のメリットは…

  • 費用が安い
  • 手術によるリスクがない
  • 画像だけでは分からない原因にアプローチできる

もちろん、骨折や腫瘍、重度の神経圧迫など一部のケースでは手術が必要ですが、多くの場合は保存療法で十分改善が見込めます。

「機能」に目を向けること

腰痛を改善するために一番大切なことは、「MRIの結果」ではなく「何が痛みを引き起こしているのか」を知ることです。

私たち FuncPhysio Physical Therapy では、以下のような視点から腰痛の原因を探ります。

  • 動作の分析:立ち方、歩き方、座り方、物の持ち方など
  • 筋肉や関節、全身の評価:硬い筋肉、弱い筋肉、使えていない部位
  • 姿勢の評価:背骨や骨盤のアライメント
  • 生活習慣の見直し:運動量、日々の生活で痛みの原因になる習慣、ストレス管理など

これらを改善することで、痛みの軽減だけでなく、再発予防にもつながります。

まとめ

MRIやレントゲンは、骨折や腫瘍など特定の病気を見つけるために重要な検査ですが、ほとんどの腰痛ではそれだけで原因を特定することはできません

画像に映る「異常」と痛みが一致しないことも多く、画像だけに頼った治療は不要な手術や費用につながることもあります。

腰痛改善には、機能の改善・動きの最適化・生活習慣の見直しが不可欠です。もし腰痛でお困りの方は、ぜひ一度 FuncPhysio Physical Therapy にご相談ください。腰痛の根本原因を見つけ、身体全体の調子を整えるお手伝いをします。